口に筆をくわえて詩や絵を描く星野富弘さんのアート展が9月11日(火)から16日(日)まで開催される。会場は新百合21ホール。主催はボランティア団体「新百合ヶ丘 星野富弘花の詩画アート展を開く会」。主催者の一人は「身近なところで星野さんの作品を見てほしい」と話している。
詩画作品のほか樹脂粘土作品を展示
星野さんは1946年、群馬県生まれ。体育教諭としてクラブ活動の指導中に頸髄を損傷し、手足は不自由になってしまう。しかし72年から口に筆をくわえて詩や絵を描き始め、雑誌や新聞に作品やエッセイの連載も行うように。91年には富弘美術館(群馬県)が開館したほか、国内外で花の詩画展を開催している。
今回は富弘美術館の全面協力で、星野さんが描いた四季折々の花の詩画作品約50点を展示する。また、樹脂粘土を使った本物のような「野の花・野草アート」も楽しむことができる。
ミュージアムショップでは、星野さんのオリジナル商品のほか、樹脂粘土アート作品も販売される。
演奏会やアート体験も
期間中は、講演やライブなどのイベントも開催。各イベントは先着70人。全席自由。入場無料。
特別講演「感動は生きる力―星野富弘「その人」と詩画作品ー」
講演者は富弘美術館館長の聖生清重氏。9月11日(火)11時~ 。
午後のひととき「トーク&ミニクラシックコンサート」
昭和音楽大学生によるフルート・アンサンブルを披露。9月11日(火)14時~15時まで。
音楽と朗読で綴る星野富弘の世界
出演は、西由紀子(歌)菊池理恵(バイオリン)鈴木彩音(ピアノ)竹村淑子(朗読)。9月12日(水)14時~15時。
Migiwaアコースティックライブ
東北で定期的にボランティアコンサートも続ける歌手のMigiwaが出演。9月14日(金)14時~15時まで。
トーク&アコースティックライブ
昨年星野さんとのコラボレーションアルバムをリリースした、ゴスペルフォークデュオ「オリーブ」の小柳永子氏が出演。兄弟デュオのCymbal(シンバル)と3人によるコンサート。9月15日(土)14時~15時まで。
野の花・野草アート体験
13日(木)~16日(日)13時から16時まで。樹脂粘土を使って「土筆(つくし)」を作ることができる。講師は、樹脂粘土野の花・野草アート協会の小玉智子代表理事と認定講師の榛沢一江氏。材料費500円。申込は03‐6825‐6830へ。9月12日(水)20時締切。