「えぼしわかめ」収穫シーズンを迎え、恒例の「生わかめまつり」が2月2日(土)、茅ヶ崎漁港荷さばき所で開催される。午前9時開始、売り切れ次第終了。雨天決行、荒天時は2月9日(土)に順延。当日は、えぼしわかめの直売やわかめの味噌汁の試食などが行われる。
えぼしわかめは、茅ヶ崎市漁業協同組合のわかめ養殖研究会が育てる市の特産品。1月末から3月にかけ約2カ月のみ収穫、販売されている。
養殖されているえぼし岩周辺は、穏やかな波と深い水深が相模湾の豊富な栄養を吸収するのに適し、良質な養殖場として知られている。わかめは多くの地域で乾燥や塩蔵で販売されるが、同組合では「採れたてが一番おいしい」と、茎ごと食せる早春の生わかめの販売にこだわる。収穫も傷つけないよう、機械ではなく、手作業で行う。
今年は種付け、収穫時期ともに水温が高く、収穫量は多くないが、木村英雄組合長は「日照時間などは問題なく、品質はばっちり」と話す。イベント以外では組合加盟の船宿などで販売される。
収穫クルージングを初開催
また、同組合は2月23日(土)、市内在住の6歳から12歳までの小学生とその保護者30組を対象に、えぼしわかめの収穫体験クルージングを初開催する。時間は午前9時から。費用はクルージング代込で大人1000円、子ども500円。希望者は2月5日(火)までに同組合に往復はがきで応募、抽選で参加者を決定する。問い合わせは同組合【電話】0467・82・3025へ。