桃の節句を前に、青葉区にある墨の美術館(みたけ台11の13)では館内全体に雛人形を飾る「お雛まつり」が開催されている。
100年以上前の雛人形から現代のものまで、その数は20組以上。同館を運営する書道家、濱㟢道子さん(76)が4年前に雛人形を飾ったことがきっかけで、展示を知った友人らから人形を譲り受けるなどして増えていったという。
昨年は区内住民から多くの寄贈もあり、今回はさらに数を増やしての展示。自身の所有物もあるが、寄贈してもらった人形を優先して飾ったという。このほか、つるし雛や土雛、木目込人形なども飾られている。
人形が持つ扇子など小物の数は膨大で、総勢25人が入れ替わりで展示を準備してきた。「地域のご協力のおかげで展示できている。ぜひ見に来てください」と濱㟢さん。
展示は3月3日までで、午前11時〜午後4時。入館料は大人500円、子どもと75歳以上は無料。(問)濱㟢さん【携帯電話】090・3439・5014。