桜の名所、弘法山の玄関口にもなる鶴巻温泉。駅周辺には興味深い散策スポットも点在。歩き疲れた後はカルシウム豊富な温泉で癒しのひと時を。FMヨコハマレポーター「ホズミン」こと穂積ユタカさんが鶴巻温泉駅周辺をお散歩レポートします。※( )番号は最後のマップに対応しています。
(1)「大ケヤキ」樹齢6百年の名木
かながわ名木百選、県天然記念物に指定され、鶴巻のシンボルともいえる「大ケヤキ」(1)。根回り12・5メートル、高さ30メートルの巨木で、樹齢は約600年と推定されています。その姿形から地元では「大エノキ」ともよばれ、豊作と生活を祈り大切に護られてきました。
(2)「延命地蔵尊」長寿の守り神
江戸中期に建立されたとされる延命地蔵尊(2)は、高さが台座を含めると3・5メートルもあり、路傍の石仏としては他に類を見ない大きさ。長寿祈願、厄落とし、安産祈願のお地蔵様として地元の人々に信仰され、近くにはお地蔵さんの名を冠した地元野菜などの販売ショップ「延命くん」がオープンしました。毎年8月23日には、お祭りが開催され堂前に露店が並びにぎわいます。
(3)「極楽寺」ヒノキ寄木造の十一面観音像と(4)「石座神社」
極楽寺(3)は、1607年に開かれた名刹。お寺には、秦野市重要文化財に指定された十一面観音像はヒノキの寄木造りで、平安時代後期の作。庭園には四季折々で花々が咲き誇り、特に2月の蝋梅は見事です。ここから少し足を延ばせば、自然石が御神体の「石座神社」(4)があります。自然石名は日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の時に腰を掛け、休息をしたと伝えられています。
(5)「弘法の里湯」(6)「千の泉」散策帰りにほっこり
散策帰りには温泉でゆったりと。駅周辺には市営の「弘法の里湯」(5)ほか日帰りで利用できる温泉旅館が点在。弘法の里湯には無料で利用できる足湯が用意されています。駅北口広場にある源泉かけ流しの手湯「千の泉」(6)は午前7時から午後7時まで利用可能。カルシウム豊富な湯が体をゆっくりと温めます。駅北口広場では毎週土曜日の朝、地元産野菜などを販売する「朝一」が開かれ地元住民から人気です。
ホズミン散策ルートおさらい
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