世界最速を競うウインドサーフィンのワールドカップ(W杯)が今年も横須賀市津久井浜海岸で開かれることが発表された。今回で3回目。5月10日(金)から15日(水)までの6日間、約100人のプロセイラーが熱いバトルを繰り広げる。今回は会場エリアを三浦海岸まで拡大。大会実行委員会では、音楽イベント「OTODAMA SEA STUDIO」との連携で昨年の観客動員実績の4万9千人を大きく上回る7万人を集める計画を打ち出している。
大会の正式名称は「ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会」。世界約10カ国で開催されているワールドツアーに組み込まれており、国内では最大規模。全日本空輸(ANA)がメインスポンサーを務める。横須賀市と三浦市は大会実行委員会に名を連ねており、マリンスポーツを通じた地域振興を推進する横須賀市は、「風の吹く街まち」を全国に発信することで都市イメージの向上を狙う。三浦市はウインドサーフィンをはじめとするマリンスポーツのスポットとしてアピールし、来遊客数増加をめざす。
津久井浜海岸、三浦海岸間のシャトルバス運行も
実行委員長を務める上地克明横須賀市長は「スポーツと音楽の融合。そこから生まれる新たなエンターテインメントに期待して欲しい」。実行委副会長の吉田英男三浦市長は「津久井浜海岸と三浦海岸は一連の海岸。連携し、三浦半島の魅力を伝えていく。地域のみなさんにもご協力いただき、成功させたい」と話した。三浦海岸ではビーチスポーツ大会やアクティビティ体験会を企画。津久井浜・三浦海岸間をシャトルバスやレンタサイクルで回遊を促し、地域活性化につなげたいとしている。
OTODAMA SEA STUDIO 2019とタイアップ
3月8日の記者会見では、三浦海岸で2017年から2年連続で開催されている音楽ライブイベント「OTODAMA SEA STUDIO 2019」とのタイアップも公表された。5月11日(土)を皮切りに、5月・6月の土曜・日曜にさまざまなアーティストによるライブが行われ、9月29日(日)まで開設される。
クレイ勇輝さん サプライズ熱唱
15周年を迎える「OTODAMA SEA STUDIO」。記者会見には総合プロデューサーのクレイ勇輝さんが出席し、W杯の成功を祈願してヒット曲の「LIFE」を披露した。
出演アーティストは3月下旬から公式HPなどで随時発表されており、最終日の9月29日には元キマグレンのクレイ勇輝さん、ISEKIさんが出演する「15年目の感謝祭 – ISEKI VS クレイユーキーズ –」が予定されている。