市立桜台小学校のPTAを主体とする吹奏楽クラブ「桜台小学校PTAバンド」(巽佳奈美代表)が結成15周年を迎え、8月24日(土)に保土ケ谷公会堂で記念コンサートを開催します。
同バンドは2004年に当時の校長がPTA会員の交流手段のひとつとしてバンドの結成を提案したことがきっかけとなり産声を上げました。結成当初は主にPTA役員のほか、希望する児童が参加している特設器楽クラブの保護者らが参加。音楽経験は問わず、当時、PTAの一人であったプロの音楽家・藤川典子さんがレベルに合わせた編曲などを行い、「楽しむ」ことに主眼を置き活動を開始しました。
地域力の創出にも
PTA活動では一般的に、同学年や同時期に在学している会員同士の「ヨコのつながり」は生まれるが、卒業した児童の保護者との「タテのつながり」はあまりない。しかしこのバンドでは子どもが小学校を卒業後も参加が認められているため、創成期のメンバーも数多く活動を継続しています。
15年の歳月を経て地元での認知度が高まった「地域密着型の楽団」には現在、40人ほどが参加。学区内の障害者施設や老人ホーム、自治会、老人会、地域イベントなどでの演奏活動を展開しています。音楽を共通項とし、幅広い年代の地域住民が集うことで、地域力の創出にもつながっています。
テーマは「祭」
15周年を記念した今回のコンサートは「大感謝祭」と銘打ち、「祭」をテーマにした楽曲を演奏する予定。篠笛に始まり子どもたちが元気な舞を見せる「よさこいソーラン節」、名曲「お祭りマンボ」、ジャズ「SING SING SING」のほか、児童ダンスチームがNHKの「みんなのうた」で取り上げられて以来、話題を集めている「パプリカ」を披露。さらに現役教職員や特設器楽クラブの児童もステージに立ちます。
巽代表は「これまでの活動を支えて下さった多くの皆様に、心からの感謝をこめて楽しい演奏会にしたいと思う」と話しています。記念コンサートは午後2時開演(1時30分開場)で入場無料。事前申込の必要などはなく、誰でも来場可能。問い合わせは同バンド広報担当・坂井さん【携帯電話】090・2209・3437へ。