横浜総合病院臨床研究センター長の長田乾(ながたけん)さんが主催する認知症カフェならぬ、認知症酒場「あざみ野オレンジバル」が9月9日(月)、あざみ野駅前の蕎麦ダイニング「そばくろ」で初開催される。
認知症カフェは、認知症の人やその家族が、地域の人や介護・福祉・医療の専門家と身近な場所で集い、交流できる場。今回のオレンジバルは、多くの認知症カフェが昼間に行われる中で、長田さんが「夜に美味しい食事とお酒を楽しみながら、気軽に話し合える場を作ろう」と企画したもの。
日本認知症学会専門医として多くの患者を診ながら、テレビ出演や各地で講演を行う長田さん。知人と開催を企画する中で、常連でもある同店の黒沼勤店長に相談し、快諾してくれたという。
長田さんは「ご本人やご家族はもちろん、介護する方も一緒に、みんなでお酒を飲みながら語らいましょう。ギターの演奏も予定しています」と話す。午後6時30分開始。会費は1人3千円。好評なら翌月以降も開催し、将来的には区内の認知症カフェの連絡会をつくれたらと長田さん。「認知症は家族や周囲の理解が大事。過度に改善を期待するよりも、『こんなもんだ』と思える余裕を持てると本人も家族も楽になりますよ」。
バル参加の申込み・問合せは横浜総合病院臨床研究センター(田村さん)【電話】045・522・6298