京浜急行電鉄株式会社がみなとみらい21地区に建設を進めていた新本社の竣工記念式典が9月2日、同所で行われた。式典には新本社に入居するグループ企業11社の全社長が出席。新たな出発を祝った。
式典で京急電鉄の原田一之社長は「横浜は京急電鉄の歴史でも大変意義のある場所。平成から令和に変わった歴史的なタイミングで、横浜から新たなスタートを切られることをうれしく思う」と話した。
また、横浜駅の乗降客数が京急沿線で一番乗降客数が多いことに触れたうえで「山手線のターミナル駅と同じか、それ以上の価値があると感じている。地元と連携しながら、横浜を盛り上げる活動をしていきたい」と今後について語った。
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地上18階建て
完成した新本社は地上18階、地下1階建て。敷地面積はおよそ2600平方メートル。本社がこれまであった東京都港区のほか、横浜、川崎に点在していたグループ企業11社が入居する。移転は9月17日から順次行われ、10月末までには完了予定。約1,200人が勤務する。
同社はみなとみらいへの移転により、グループ企業の集約による業務効率向上と連携強化を図る。また品川・羽田から横須賀・三浦にわたる開業路線の中間地にとなることから、沿線活性化実現に向けてのエリア戦略をリードしていく「司令塔」に位置づけている。
往年の車両展示も
1階には昭和に活躍した車両「デハ230形」が搬入されている。今年度中には、同車両の展示を含めジオラマや運転シミュレーターが体験できる博物館「京急ミュージアム(仮称)」が開業予定。みなとみらい地区における子育て支援施設として、来年4月には地域住民を対象とした認可保育所も併設される予定だ。
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新社屋ができたのはみなとみらいの横浜駅側となる56街区の一角。周辺は4月に資生堂の研究施設「資生堂グローバルイノベーションセンター」ができたほか、ソニーの新拠点や商業施設などの進出が予定されており、今後の成長が期待されるエリア。