立場中央商店会(青木壽之会長)が11月に区内初となる「まちゼミ」を開催する。商店会の様ざまな店舗の店主らが講師となり、1時間程度の講座でプロならではの知識や情報を区民らに提供するもの。全国的に広がる地域活性化事業で、同商店会では25講座を予定している。
立場中央商店会では商店会のみならず、加盟する各個店の認知アップのために「新しい取り組みができないか」と春先から検討を進めていた。
そこで持ち上がったのが、全国的に広がっている「まちゼミ」の活用だ。神奈川区での開催経験があった横浜信用金庫和泉支店の濱崎勇支店長らが中心となり呼びかけ、立場での実施に向けたセミナーを企画するなどして準備してきた。
「まちゼミ」は得する街のゼミナールの略。店主らが講師となり、専門知識や情報を無料で受講者に提供する少人数制の学びの場だ。販売や勧誘はなく、人と地域が信頼関係を築くことが第一義。店は講座を通しその存在や考えを知ってもらい、受講者は知識が得られるとともに、身近で新たな店の開拓が進む。結果として、エリア全体のコミュニケーションが進むことが期待されている。
青木会長は「近くでも利用したことのない店舗もあると思います。様ざまな知識が得られるこの機会にたくさんお出かけして、立場をもっともっと知ってほしい。ぜひ参加を」と呼びかけている。イベントに関する問い合わせは、横浜信用金庫和泉支店【電話】045・803・1321。