令和元年を迎えつる舞の里資料館では、昭和から平成にかけて変化してきた習俗「人生の節目に行われる儀礼(人生儀礼)の誕生・婚礼・葬送」に焦点をあてて振り返ります。展示期間は10月24日(木)から12月8日(日)まで。
学芸員による展示解説はすでに終了していますが、「誕生」「婚礼」「葬送」のギャラリートークはこれから開催されるので、令和スタートの年、変化してきた習俗を振り返ってみるのはどうでしょうか?
主催は大和市、開館時間は9時から17時、入館は16時30分まで。(つる舞の里歴史資料館は、常設展示のほか、毎年度テーマを変え企画展示開催しています。)
■主な展示品
「花嫁衣裳」(大和市蔵)・「宮参りの祝着」(大和市蔵)・「イロギ(白い喪服)」(あつぎ郷土博物館蔵)・「念仏講の道具」(大和市蔵)ほか
■ギャラリートーク
第1回【生まれるー誕生】講師:粂智子氏 (日本民俗学会会員)
「かつては自宅にお産婆さんの出産が主流。昭和30年の町立病院開院以降、施設での出産に移行。」
11月9日(土)14時30分から15時
第2回【結ばれるー婚礼】講師:佐藤照美氏 (日本民俗学会会員)
「かつては自宅で結婚式。昭和39年に旧市民会館で行わるようになった頃から、式場やホテルなど自宅以外の場所で行われるようになる。」
11月16日(土)14時30分から15時
第3回【送られるー葬送】講師:鈴木通大氏 (神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員)
「昭和30年代からの高度経済成長と都市化は農村社会に変化をもたらし、葬儀の場所が自宅から葬祭場へ。埋葬方法は土葬から火葬へ変わる。」
11月30日(土)14時30分から15時