明治から昭和のクラシックカメラがずらりと並ぶ展示会「100年前のカメラを見にきませんか」が11月30日(土)、12月1日(日)・2日(月)の3日間、大道ふれあいむかし資料館(金沢区の大道コミュニティハウス内)で開催される。午前10時から午後3時。
会場にはさまざまな年代やメーカー、タイプのクラシックカメラが並ぶ。これらは全て金沢区柳町在住の鈴木恭一さん(69)=人物風土記で紹介=が所有するもの。壁には鈴木さんが100〜120年前のカメラを使って実際に撮影した写真が展示される。
「粒は多少あらくても、普通に撮れるんです」とにっこり。鈴木さんはこうした古いカメラで撮影するために、自身で改造や工夫などを重ね、カメラの持つポテンシャルを極限まで引き出す努力を惜しまない。「写真を撮ろうという情熱があれば、どうということはない」と淡々と話す鈴木さん。4〜500台を所有するが、中には改造をあきらめたものもあるという。それでも「ちょっとした努力で、今のカメラで撮った写真とそん色ないものが撮れる。そこに喜びを感じるんです」と話した。