例年、7月最終の土日に行われる「上溝夏祭り」。今年は東京五輪の自転車ロードレース競技が7月25日(土)・26日(日)の2日間市内で実施されるため、警備体制が整わず開催中止が決定しました。
県北最大の夏祭りといわれ「かながわのまつり50選」にも選ばれている「上溝夏祭り」は、江戸時代から2百年以上続く伝統行事。神輿と山車がまちを練り歩く姿は圧巻で昨年は40万人以上の人が見物に訪れた。上溝夏祭り実行委員会の小林充明会長は「悪天候で急遽中止したことはあったが、事前に決定したことは記憶にない」と話しています。
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委員会は、ロードレースのコースと日程が決定した2018年の夏以降、警察や自治会、祭り関係者との会議を幾度も重ねてきました。来場者の安全確保が十分にできるだけの警察官や警備員の数を揃えることが難しく、「開催日をずらしたらどうか」などの意見も出されたが、有効な打開策を見いだせません。
1月9日、市と相模原警察署へ正式に開催中止を報告。小林会長は「今年は止む無く中止となりましたが、来年はその分、盛大な祭りになると思う」と語りました。祭りは中止となるが、自治会ごとの渡御(氏子回り)は実施される予定です。