【一部イベント中止のご案内】
新型コロナウイルスの感染拡大が予測されており、皆様の安全を考慮した結果やむなく一部を中止と致しました。詳細ご確認ください。
県立大船フラワーセンター(岡本)にある玉縄桜が見頃を迎えている。同園内にある原木は、昨年9月の台風15号で倒れ心配されていたが、スタッフの処置により見事に「復活」。心待ちにしていた多くの住民や来園者の目を楽しませている。
1カ月も咲き誇るなんてビックリ!
同園独自の品種改良により、1969年に誕生し、90年に農林水産省から品種登録された玉縄桜。ソメイヨシノに似た花びらと、2月中旬から3月中旬までという開花時期の長さが特徴だ。
園内には現在、約30本の玉縄桜が植えられているが、昨年市内を襲った台風15号の影響により、2本が倒木。うち1本が同品種の原木だった。
復活は懸命な処置のたまもの
スタッフらは、むき出しになった根をシートで覆って乾燥を防いだほか、木の体力を保つために枝葉を半分以上落とし、周りを柱で支えるなどの処置を施し、経過を見守ってきた。
迎えた2月上旬。他の玉縄桜同様、例年より2週間ほど早く、原木も淡いピンク色の花を咲かせ始めた。
花が咲き、本当にホッと!!
同園で広報担当を務める石川十夢さん(28)は「来園者からも心配する声が多く寄せられていた。大船のシンボルともいえる木なので、無事に花が咲き、本当にホッとした」と安堵の表情を浮かべた。
【中止】夜空に舞う桜ライトアップは3月7日と8日だけ
昼とはまた違った表情を見せてくれる夜の玉縄桜「夜桜ライトアップ」は3月7日(土)と8日(日)。同園での品種改良により誕生した「玉縄桜」。ソメイヨシノに似た花と開花時期の長さが特徴の珍しいこの桜を多くの人に知ってもらおうと企画されたこのイベント。
【中止】この2日間は、閉園午後7時30分まで延長
通常午後4時に閉園するが、この2日間は午後7時30分まで延長し、ライトに照らされた玉縄桜を観賞できる。荒天中止。天候により、桜が満開でない場合あり。
【中止】「しずくちゃん」と記念撮影
期間中はさまざまな催しが繰り広げられる。神奈川県水源環境保全・再生イメージキャラクター「しずくちゃん」が登場し、一緒に記念撮影ができる(午後4時30分〜45分/6時30分〜45分)。
【中止】園内カフェ「ALGERNON」では夜桜コンサートも
また園内カフェ「ALGERNON」では桜のカクテル(500円)、桜香る甘酒(400円)を販売。さらに7日は「チーニ・ホルンカルテット」、8日には「チェロを聴く夕べ」と題した夜桜コンサートも開催される(5時〜)。
復活した玉縄桜のお祝いの気持ちも込めて、もうそこまで来ている春を感じに訪れてみては。
入園料は20歳以上400円、学生・20歳未満200円、高校生・65歳以上150円、中学生以下・障害者手帳持参の人は無料になる。問い合わせは同園HP【URL】http://www.fcofuna-kanagawa.jp/または【電話】0467・46・2188へ。