4月から京急施設で利用開始
京浜急行電鉄株式会社は先月25日、三浦市にある「ホテル京急油壺観潮荘」の隣地で地下1514mから温泉が湧出したことを発表した。2018年11月から京急油壺マリンパークの駐車場内で掘削作業を行っていた。
これに伴い同社は、4月17日(金)、観潮荘と観音崎京急ホテルをリニューアルする。観潮荘内にある大浴場の露天風呂で利用を開始するほか、客室露天風呂では「源泉かけ流し」にするという。また観音崎京急ホテルの温浴施設「SPASSO」へ運ぶことで、東京湾を一望する露天風呂で温泉を楽しむことができる。
濃い成分
泉質は「ナトリウム-塩化物温泉」で微黄褐色。地殻変動などによって地中に閉じ込められた海水に、周囲の地層由来の成分や海藻、草木などが溶け込み、「化石海水」となったものが源泉。保湿性が高く、肌にうるおいを与えるといわれる「フミン酸」と呼ばれる成分を多く含む。
同社は「三浦半島の観光活性化策として、油壺温泉を活用していきたい」と話している。