大岡川の桜並木を描いた絵本「さくらがさくと」の原画が楽しめる展覧会が、3月12日から4月12日まで、弘明寺商店街そばの絵本店「子どもの本&クーベルチップ」で行われる。
絵本の作者は市内在住の絵本作家、東郷なりささん=人物風土記で紹介=。東郷さんは、2016年から弘明寺を流れる大岡川沿いの桜並木を繰り返し取材。実際に見た桜並木と住民からの話を基に桜まつりなど、春を感じるまちの風物詩を一冊にまとめた。
展覧会では絵本の原画を数枚展示。絵の具を細かく飛ばすスパッタリング技法を用い、桜はもちろん、人や街並みまでリアルに描き上げた渾身の一枚が並ぶ。
東郷さんは「都会暮らしに慣れた人が自然を感じ新たな発見をしてもらえれば」と話している。
入場無料。期間中の木曜日から日曜日の午前11時から午後6時まで(日曜は正午から午後5時)。また、4月25日午後2時から南図書館で、東郷さんのトークイベントが開催される。絵本が完成するまでのエピソードや思いなどを語る。トーク後にサイン会と絵本販売も。参加費1千円。対象は小学生以上。定員30人。申し込みは同店【電話】045・334・8702。