太平洋戦争が終結して80年の節目となる今年、横須賀市立北図書館(夏島町12)では、同館が所蔵する80冊の戦争関連本と絵はがきパネル80枚=写真=で過去の歴史を振り返る展示を行っている。8月17日(日)まで。
かつて夏島町や浦郷地域には、海軍兵器の開発を担う海軍航空技術廠(空技廠)があり、旧日本海軍の主力戦闘機であった「零式艦上戦闘機(ゼロ戦)」や高度で飛来するアメリカのB29爆撃機を迎撃するために終戦間際に開発されたロケット戦闘機「秋水」のテスト飛行が行われた。
今回の展示では、こうした経緯を伝える関連書籍のほか、1938(昭和13)年8月11日に天皇陛下が空技廠の視察をされた際に発行された「行幸記念絵葉書」(複写)80枚を飾っている。
関連イベントもあり、8月14日(木)には横須賀市池田町在住の紙芝居作家、佐藤まもるさんが、平和をテーマにした紙芝居の実演を行う。会場は同図書館1階の絵本の部屋。午後2時開始で参加自由。