神奈川中央交通株式会社(本社/八重咲町)=堀康紀代表、平塚駅北口の駅前広場にバス路線や乗り場が検索できる「タッチ式デジタルサイネージ」を設置した。同社として初の試み。
乗りたいバスにスムーズに
平塚駅前から発車する神奈川中央交通の1日のバス便は、北口が59系統・1197便、南口が7系統・215便。北口には12のバスの乗り場があり、利用客からは「分かりづらい」という声が寄せられていたという。
「高齢者、子どもなどスマートフォンが使えない人、日本語に不慣れな外国人などの弱者をつくらないことが必要。乗りたいバスにスムーズに乗ってもらいたい」と同社では一昨年からデジタル案内板設置の検討を開始。埼玉県熊谷市の事例などを視察し、今回の設置に至った。
目的地を「カテゴリー(病院・公共施設・ショッピングセンターなど)」「地図」「バス停名」などから検索して設定、時間(発車・到着)を入力すると、最適なバス便(所要時間、運賃)と乗り場を案内してくれる。検索結果はQRコードからスマートフォンに反映することもできる。
また、英語・中国語・韓国語の多言語にも対応。車椅子利用者や子どもが利用しやすいように、操作する部分を150cm以下に配置するユニバーサルデザインを採用している。