茅ヶ崎市は5月15日、新型コロナウイルスの市内感染まん延防止のため、2020年夏の「サザンビーチちがさき海水浴場」の開設中止を発表した。神奈川県内には25カ所(昨年度参考)の海水浴場があり、中止を発表したのは初。
市は、同ウイルス市内感染のまん延防止に関わる取り組み方針に基づき、来場者の健康と安全を最優先に考え、同海水浴場を管理する茅ヶ崎海水浴場事業協同組合などの関係機関と協議を行なってきた。その結果、安全・安心な運営が困難であると判断し、開設中止を決めた。中止に伴い、海水浴場駐車場や海の家の設置はされない。
同ビーチを毎年訪れている家族は、「夏の家族行事が減ってしまい残念だが、仕方ない」と肩を落とした。同海水浴場は、毎年7月の第1土曜日から8月31日の間に開設しており、例年15〜16万人が来場していた。