鷺沼町会(持田和夫会長)の防災訓練が20日、鷺沼小学校で開かれ、約600人が参加した。今回は車いす利用者から「災害時の避難所への行き方などを確認しておきたい」との申し出があり、初めての参加があった。
当日は、起震車や煙体験、消火ホース使用訓練などが行われた他、災害時に街の状況を上空から確認するためのドローンも登場した。また、初めての取組としてシェイクアウト訓練を実施。地震の際にとる「まず低く、頭を守り、動かない」という安全確保行動を参加者全員で再確認した。
宮前消防署特別高度救助隊による校舎屋上からの人命救助も実演。要救助者役として参加した少年野球チーム「鷺沼ヤングホークス」の守屋涼雅君(同小6年)は「最初は怖かったけど、隊員の人が優しく声をかけてくれて安心した」と話していた。持田会長は「いざという時、助け合うためにも交流を深める機会にしてほしい」と話した。