横浜市栄区野七里にある「シャロンのばら園」では大輪のばらが開花し、見ごろを迎えた。新型コロナウイルスの影響でイベントは中止となったが、散歩で訪れた近隣住民らの目をひっそりと楽しませている。
ばら園があるのは野七里第一公園(栄区野七里1の38)近くの丘の頂上。地元住民の有志らでつくる「シャロンのばら会」がばらを育てている。元々は荒地だったという高台の土地を近隣住民らが開拓してばらを育てた始めたという。
昨年5月には初めて「ばら祭り」を開催し、多くの人出で賑わった。今年もばら祭りの開催を計画していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために中止となった。
6月中は楽しめる
今年もバラが順調に育っており、丘の上のばら園では約100株、道路沿いには40株が植えられ、甘い香りを漂わせている。白い「アイスバーグ」や青紫色の「マダムヴィオレ」、ピンクのツルバラ「バレリーナ」などがあり、色とりどり咲き誇っている。同会によると、6月上旬までは1番花が楽しめ、6月中旬から7月初めにかけて2番花が楽しめる。また10月中旬からは秋ばらも咲き始めるという。
訪れる際は、密な状態にならないよう、短時間での観賞を呼び掛けている。