峰沢町・三ツ沢公園入口交差点そばにある「滝ノ川あじさいロード」の紫陽花が見ごろを迎え、地域住民らの目を楽しませている=写真。
この場所には1993年ごろまで「滝ノ川」という川が流れ、周辺地域の水田を潤していた。時代の変化とともに周辺が市街化され、瀧ノ川は灌漑としての役割を失うことに。悪臭も漂うようになり、その後は地下水路として整備された。
「花咲かせ隊」が活動
遊歩道は川跡を整備して2000年に誕生した。完成に合わせ、地元の老人クラブ有志が「花咲かせ隊」を結成し、散策路を「滝ノ川あじさいロード」と命名。紫陽花などの花を植え、環境美化に取り組んだ。
感染予防対策をして楽しんで
現在は800メートルほどの区間に西洋アジサイやガクアジサイを中心とした800株ほどの紫陽花が植えられ、区内有数の紫陽花スポットとして知られている。今年はピラミッド形に咲く花が特徴の「カシワバアジサイ」が大きな花を咲かせているという。
峰沢町・岡沢町自治会の穴原豊会長は「新型コロナウイルスも気の抜けない状況が続いている。もし見に来ていただく際には、感染症対策に気をつけて楽しんでほしい」と話した。