横浜美大生がデザイン
横浜市立山内小学校(佐藤正淳校長)で進む校舎増築工事の仮囲いに、児童が描いた絵を横浜美術大学の学生がデザインした「仮囲いアート」が5月21日に完成した=写真。
昨年5月に始まった校舎増築工事。「仮囲いを見て『校庭が狭くなった』ではなく『大きくて白いキャンバスが登場した』とポジティブにとらえてほしい」と佐藤校長が考え、以前市庁舎などに仮囲いアートをした経験がある横浜美術大学に協力を仰いだ。
小学生の絵を美大生がデザイン
アートは5枚の絵で構成され、1枚が縦2m×横4・5m。テーマは「山内のまち」「ともだち」「自然」「宇宙」「オリンピック」の5つ。昨年度の6年生有志がテーマを決め、1年生105人が絵を描いた。それらの絵を横浜美大の学生が配置や色を付けるなどデザインした。担当したのは同大ビジュアルコミュニケーションデザインコース4年の小林莉奈さんと星悠海さん。「賑やかな雰囲気で、生き生きと表現することを大切にした」と小林さん。また星さんは「仮囲いアートを見て少しでも明るい気持ちになれば」と話す。設置には校舎増築工事を担当する森田建設(株)が協力した。
佐藤校長は「今回のアート完成までを通して、沢山の人が君たちのために協力しているんだよということを児童に感じてもらえたら」と話した。仮囲いアートは7月末まで展示予定だ。