東神奈川駅すぐの文化施設・かなっくホール入口付近に、疫病除けになると話題を集める江戸時代の妖怪「アマビエ」が展示されている。
この像はダンボール製で、胴体を覆うカラフルな鱗が目を引く作品。同ホールで2年前に企画展を行った、多摩美術大学造形学科卒業の造形作家・玉田多紀さんが手掛けた。玉木さんはダンボールの強度と柔軟性を生かした独自の技法で、生き物などの立体を制作。新たな再生をテーマに、古紙のダンボールに魂を吹き込む。
同館スタッフは「アマビエ像がコロナ禍を吹き飛ばしてくれたら」と祈りを込める。開館時間は午前10時から午後8時までで、土日は午後6時まで。状況次第で変更となる。