八王子市横山町で14年前からヘアサロン「カット工房シルキー」を営む大塚昌孝さんが、手づくりの紙工作を店頭に置いている。「コロナで世の中がすさんでいるから子どもたちを喜ばせるために」。年に2度は動物園に行き、写真を撮ってはハガキにして配るほどの動物好き。
はじめて置いたのは10年前。通りがかる人を楽しませようと並べていたが、4年間ほど出すうちに「そろそろお客さんも見飽きただろう」と、その後は店内の隅へ。当時の作品は色あせてしまったため、4月ごろから再び作り始めた。
用紙の素材は大手メーカーがペーパークラフト用にネット上で無料配布しているもの。背丈30センチほどの人形をつくるのに必要な時間は5、6時間だという。