(公社)鎌倉市観光協会は7月21日(火)から、特別仕様の納涼うちわを販売する。
洋画家の濱岡朝子さんが描いた「花づくし」
納涼うちわは同協会が1977年から毎年制作しており、第1回の横山隆一をはじめ、鎌倉ゆかりの日本画家や洋画家、漫画家が絵柄を手掛けている。45作目となる今年は、洋画家の濱岡朝子さんが描いた「花づくし」が、好評を博している。
特別仕様うちわは、裏面に「無限清風」
特別仕様うちわは、新型コロナウイルスの感染収束と鎌倉観光の復興を願って企画されたもの。裏面に鎌倉市仏教会会長で建長寺派管主の吉田正道さんが「無限清風」(同寺開山の大覚禅師の言葉で「建長寺の門は全ての人に開き放たれ、限りない清風が吹きわたって尽きることはない」の意味)と揮ごうした。
収益の20%相当を寄付
同協会では1200本を制作し、1本500円(通常350円)で販売。収益の20%相当を「鎌倉市みんなで支え合う新型コロナウイルス感染症対策基金」に寄付するという。
販売場所
- 7月21日から、江ノ電ビル4階の鎌倉市観光協会事務所(午前9時から午後5時まで)。
- 21日と22日は鎌倉とうきゅう店頭の特別ブースで(午前10時から午後5時まで)。
また、このうちわは、豪雨で甚大な被害を受けた熊本県人吉市にも送られた。同協会関係者は「避難所生活を送る皆さんの一助になれば」と話している。