川崎市緑化センター(宿河原)の西園にある苗畑に7月3日、「ゴーヤのティピー」が設置された。「ティピー」とは、アメリカの先住民が利用する移動式の住居のこと。ゴーヤが成長するとテントのように壁をつくり、夏の日差しを遮ってくれる。
「緑のカーテン」として、日陰をつくるために活用されることが多いゴーヤ。苗畑には竹を束ねたティピーが2カ所に設置され、その根元にゴーヤが植えられた。来園者が内側で休憩できるよう、木のベンチも設置されている。
今後ティピーの周辺には、コスモスなど他の植物も植えていく予定だという。同センター担当者は「苗畑は植物が育っていく過程を見てもらうことがコンセプトになっている。変化していく様子を楽しんでもらいつつ、夏にはここでひとやすみしてもらえたら」と思いを話す。
園内では今夏、苗畑のほか管理事務所や温室周辺の壁面でもゴーヤを育成している。