「バンダパンダまつり」上溝南高校とJR東日本のコラボ開催【相模原市中央区】

「バンダパンダまつり」上溝南高校とJR東日本のコラボ開催【相模原市中央区】

全校生徒の投票により決定した今年度の「バンダパンダ」のイラストが入ったポスターを手にする近藤教諭

 神奈川県立上溝南高校(上溝)がパンダをキーワードに地域とのつながりを深めている。10年前、一人の生徒が最寄りのJR番田駅や地名の「ばんだ」という名称からもじって学校のキャラクターを「パンダ」として以来、学校と地域をつなぐまつりの象徴になるなどしている。

10年前に誕生。番田駅から命名

 「私たちが煎じたお茶はいかが」「毎年来るのが楽しみ。我が家の恒例行事になっています」――。そんな高校生と地域住民のやり取りが聞かれるのが上南高で毎秋、開催されている「バンダパンダまつり」だ。

 校内に設けられた特設ステージで、同校の吹奏楽部が演奏すると次は地域住民がお囃子を披露。茶道部はお茶で高齢者らをもてなし、料理部がつくる綿菓子は親子連れに人気――。まつりが地域と高校生をつなぐ役割を果たしている。

 2013年にスタートしたこのまつりの象徴となり続けてきたのが上南高のキャラクター「バンダパンダ」。10年前に在籍した生徒がいつも使っている駅名や地名からもじって誕生させ、学校の文化祭や体育祭などで使われていたものだ。

 誕生から4年目に当時の副校長が生徒らが利用している番田駅周辺を盛りあげたいと駅を管轄する東日本旅客鉄道に声をかけ、まつりの開催が決定。「私は当初から関わっていないのですが、当校パンダの受けがよく話が進んでいったとも聞いています。第1回のまつりのポスターは電車にパンダが乗っているものでした」と地域との連携強化にあたる上南高の近藤尚教諭は笑顔をみせる。

地域交流進む

 近藤教諭によると、まつりが年々盛りあがっていくにつれ、生徒らが積極的に地域へ溶け込んでいくようになっていったのだという。地域の人たちに農業を学び、一緒にホタルを観賞するなど、高校に地域との交流を楽しむ文化が定着。

 「地元地域と関わる授業が増えていったこともありますが、パンダを象徴とするまつりで地域の皆さまと触れ合ったこともきっかけになっていると思います」と話し、「毎年、全校生徒の投票によりその年のパンダのデザインが決まるのですが、今年の出来も良かった。気に入っています」と完成した今年度のバンダパンダまつりのポスターを見つめる。

「かわいいと思うよ」

 一方で、地域はこのパンダをどう見ているのか――。 バンダパンダまつりの地域の窓口となっている番田諏訪面自治会の相談役を務める亀崎武さんは「かわいいと思うよ。上南は息子が通っていた学校。その時に私がPTA会長を務めていたこともあり、一緒に地域を盛り上げていきたいという思いは強いですよ」と笑う。亀崎さんは生徒らに農業を教えている住民の一人でもあり、上南高生を「元気で素直な子ばかり。農作業では飲み込みが早い。一緒に土いじりをしているとこちらも元気になるよ」と孫のような年齢の生徒らを称える。

 「卒業してもこの地に残ってもらいたいけど、なかなか難しいかな。在学中はこの街でさまざまなことを学んでもらいたいと思う」

2020年は11月

 今年のバンダパンダまつりは11月7日(土)に開催予定という。例年通り午前中に開き、上南高の入り口付近が会場となる(雨天の場合は体育館内)。当日は、同校吹奏楽部やギターアンサンブル部による演奏や、料理部・茶道部がお菓子などを振る舞う予定で現在、地域住民らにも出演依頼をしているところという。

 近藤教諭は「JR東日本さんの協力のもと今年も開催する予定。新型コロナウイルス対策を万全にして安全性を第一に考え実施したいと思う」と話している。

「バンダパンダまつり」上溝南高校とJR東日本のコラボ開催【相模原市中央区】

昨年行われた「バンダパンダまつり」(【1】まつりを彩る出店【2】毎年人気を集める料理部のポップコーン【3】お囃子を披露する地域住民ら【4】子どもたちに人気のマスコットキャラクター)

開催日

2020年11月7日(土)

住所

神奈川県相模原市中央区上溝269

JR相模線 番田駅から徒歩8分

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