平塚、茅ヶ崎、大磯、二宮、寒川の2市3町の電設業者で構成された「湘南電設業協同組合青年部」(杉村一弘部会長会員34人)が、7月23日から七夕飾りの廃材を使った「竹あかり」のライトアップを平塚駅北口近くの新仲商店街(明石町24の33付近)の街路樹沿い約50mで実施している。点灯は午後7時〜10時。
この取り組みは全国47都道府県で竹あかりの一斉点灯を行う「みんなの想火(そうか)プロジェクト」の一環として開催。同プロジェクトの神奈川リーダーとして、準備を続けてきた(株)金子電機空調(平塚市)の金子誠さんは「本来であれば東京五輪の開会式前夜を盛り上げようという企画だった。今はコロナで暗くなった気持ちを、僕たちの得意分野の電気で明るくしたい」と意気込む。
竹あかりは会場の新仲商店街の街路樹に沿って設置。七夕まつりのメーン会場に近いということもあり、デザインは星や天の川をイメージし、あたたかみある明かりで商店街を照らす。防水加工したLEDを使用し、雨天であっても点灯する。8月20日まで。
湘南ひらつか七夕まつりでは例年、およそ3トンの竹廃材が出るといわれている。同組合青年部は2年前から平塚青年会議所とも協力して竹あかり制作に取り組んでおり、これまでららぽーと湘南平塚やルノー平塚店でも設営を実施。イルミネーションとして活用した竹は裁断し、たい肥に生まれ変わる。
同商店街に加盟する「昭和本店」の田嶋昭子さんは「やさしい色合いできれい。こうやっていろんな人が関わって商店街を照らしてくれるのはうれしいです」と、顔をほころばせていた。