箱根湿生花園(箱根町仙石原817)は11月8日(日)まで、園内特設会場で「秋の山野草展」を開催している。
秋に見ごろを迎える花々など約150種800点を展示。仙石原にも自生しているという「ウメバチソウ」、多肉植物の「ツメレンゲ」、開いた花が「大」の字に見える「ダイモンジソウ」なども楽しめる。
同園学芸員の松江大輔さんによると、会場には絶滅危惧種に指定されている「キイジョウロウホトトギス」も展示している。紀伊半島の岸壁などに、垂れ下がるように黄色い花を咲かせる希少種で、松江さんは「開花後1、2日でしおれてしまうので、観賞は9月中がおすすめ」と話す。
また「今年は寒暖の差が激しく、カエデなどの紅葉が一斉に進むのでは」と期待されており、10月中旬からは、クイズに回答しながら園内を回るカエデウォッチングラリーも実施。全問正解者にはプレゼント有り。
午前9時から午後5時まで。中学生以上700円。小学生400円。問い合わせは同園【電話】0460・84・7293へ。