新型コロナの影響で各種イベントが中止となる中、湯河原町は10月31日(土)に花火大会を開催する。打ち上げ数は今年の県内花火大会では大規模な6千発。「今後のイベント開催の足掛かりにしたい」と主催の湯河原町観光課は期待を寄せる。
「ゆがわらハロウィン」は中止
例年、花火の打ち上げは、仮装イベント「ゆがわらハロウイン」で行われていたが、今年の催しは中止になった。ただ、近隣の熱海市が8月から花火大会を開いたことを契機に、同町も開催を再検討。花火大会の視察やコロナ対策など同市観光課へのヒアリングを行ない、開催を決定した。
花火は、湯河原海岸沖合で打ち上げられる。時間は午後8時から15分間。例年の半分の時間だが、小型の花火を多用することで、短時間でも迫力のあるものにする。観客には、マスクの着用やソーシャルディスタンスの確保を呼びかける。
観覧場所は
町観光課では、湯河原町民対象で事前申込制の観覧場所を設置する他、車からも見られるビューポイントとして、町民体育館駐車場(無料開放)、アクロスプラザ湯河原屋上駐車場、城堀と鍛冶屋をつなぐ農道の3カ所を紹介している。「しっかり対策をして開催したい」と担当者は話している。
雨天の場合は11月7日(土)に延期。詳細・問い合わせは、湯河原町観光課【電話】0465・63・2111へ。