施設リニューアルの記念企画第2弾として、市立自由民権資料館(野津田町)は10月24日(土)から2021年3月28日(日)まで企画展「町田の民権家たち」を開催する。
自由民権運動が盛んだった明治10年代、町田市域を含む南・北・西多摩3郡は神奈川県に属しており、神奈川県は武蔵国のうちの6郡と相模国の9郡により構成されていた。同展では町田市域を代表する4人の民権家の事績や関連する資料30〜40点を紹介する(会期中に展示替えあり)。
一人は町田市域の民権家であり、神奈川県自由民権運動の最高指導者である石阪昌孝。ほか政治活動とともに地域経済の活性化に奔走した青木正太郎や、石阪の後継として大正期の政党政治で活躍する一方、青木とともに経済振興にも尽力した村野常右衛門、地方行政・政治の場で奔走し文化人としても足跡を残した細野喜代四郎に焦点を当てる。「常設展とは違う角度でご覧いただけます」と同館の学芸員は話す。
入館無料。開館時間は午前9時〜午後4時30分。休館は月曜日(祝日の場合は開館。翌火曜日が休館)と年末年始。問合せは同館【電話】042・734・4508。