二宮町出身の洋画家・二見利節(としとき)(1911〜1976)の作品を紹介する同町のふたみ記念館で「いろの魔力」と題した企画展が11月から始まった。同館ボランティアの協力のもと、年に一度の展示替えを実施。画材や技法も様々な利節の作品の中から、柔らかな色使いと色合いのものを中心に選定した。
オイルパステルで描いた「花」やスクラッチの「庭の風景」、鮮やかな「あじさい(仮題)」などの作品を初公開。油彩「イタリーの寺院」、屋根用防水紙を用いたルーフィング絵巻なども引き続き展示している。2021年10月24日(日)まで。
「感染症対策に配慮して日常生活を送るみなさんに、心の潤いと穏やかな時間を提供できればと企画しました」と町生涯学習課の担当者は話す。
観覧料一般200円、中学生以下無料。午前10時から午後4時(入場は3時30分)まで。月・火曜日(祝日の場合は翌日休み)と年末年始休館。問い合わせは同館【電話】0463・70・3210。