川崎市北部のグルメが集うファン待望イベント『食の祭典in生田緑地』が2021年11月20日(土)、21日(日)に開催されます。
6回目の今年も、感染対策のもと2日間にわたり企画。大自然に囲まれた、芝生が心地よい中央広場を会場に、多摩区をはじめ宮前区や高津区など川崎市北部の約40店舗が出店します。主催は民家園通り商店会で、実行委員会と多摩区観光協会の共催。生田緑地共同事業体や県飲食業生活衛生同業組合多摩支部、多摩区食品衛生協会などが協力しています。
2019年は1日で4万人来場
発起人と実行委員長、思い語る
開催4回目の2019年秋は、1日で約4万人が来場した市内有数の超人気イベント。その舞台裏に迫るべく、タウンニュース記者が関係者に直撃取材。民家園通り商店会顧問で同イベント発起人の岩野正行さんと、同商店会の会長で実行委員長を務める井野大輔さんに話を聞きました。
川崎市の観光資源である生田緑地を活用し、商店同士の交流や地域おこしにつなげようと、2016年11月に初めて開催された「食の祭典」。
初代実行委員長の岩野さんは「まち全体の活性化と、隠れた名店を発掘する場として定着させたかった」と当時の思いを打ち明けます。紅葉を望む芝生広場にテントを張り、その場で食べられるご飯ものやパン、麺類、和菓子、ドリンク類などを販売して好評を集めました。
「来場者たちに少しでも楽しいひとときを」。そんな思いで会場内には特設ステージを用意。地元ゆかりの和太鼓グループやダンスグループ、歌手、お笑い芸人らが出演し、盛り上げ役に。食の祭典に花を添える名物ステージとして定着していったのです。
5回目から2日間開催、感染対策に力
当初多摩区だった出店者対象エリアは、4回目開催から川崎市北部に拡大。コロナ禍に見舞われた5回目の昨年は、来場客を分散させようと初の2日間開催となりました。出店数を絞り、会場入り口での検温や消毒など感染対策を徹底して開催にこぎつけたのです。
実行委員長の井野さんは「コロナ対策を含め、民間の大規模イベントの先行事例として気持ちを引き締めて臨みました」と振り返ります。運営スタッフ一同の努力が実り、大きなアクシデントもなく無事に開催できたのでした。
2021年は「共生社会」に重点、関連ブース8店
「食の祭典」では今回、共生社会の実現に向けて神奈川県が掲げる「ともに生きる社会かながわ憲章」に賛同し、イベント出店の場を求めていた障害者支援施設など8団体を招待。出店スペースを無償で提供します。井野さんは「コロナで出店の機会を失っていた施設利用者の方たちへ、少しでもお役に立てれば」と話しています。
- 今年も川崎を代表する選りすぐりのグルメが勢ぞろいなので、ぜひお腹を空かせて会場へ。ステージを彩る豪華出演陣も見逃せません。イベント詳細は民家園通り商店会の公式ウェブサイトをチェック!
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