地元記者がデータ分析してみてわかった、横浜北部4地域の特徴をそれぞれ記事にまとめてみました!
青葉区:自然豊かな長寿のまち
青葉区の特徴と言えるのが、男女の平均寿命の高さ。厚生労働省発表の「平成27年市町村別生命表」によると、青葉区の男性平均寿命は、全国1位の83・3歳。全国平均である80・8歳と比較しても高い数値を誇っています。女性も全国9位(市内2位)の88・5歳で、全国平均の87・0歳を上回る長寿の区です。

青葉福祉保健センター発行の健康ガイドブック
そんな青葉区は、医療機関や有料老人ホームなど施設が充実しているほか、区の魅力ある環境も長寿の秘訣といえるでしょう。横浜市内1位の数を誇る232の公園と1万5414本の街路樹が植えられている整備された街並みで、四季折々に散歩や運動を楽しむことができます。自然豊かな環境で健康的に生活できるのが、長寿の秘訣となっているのかもしれません。
1994年に誕生した青葉区。公募から決定した区名には「木々に囲まれた美しい街を表現し、若い芽がいきいきと育つように、将来に向けて伸びやかに発展する区でありたい」という願いが込められています。
緑区:美しい緑溢れる
緑区の最大の魅力は、区名の通り、緑が豊かなことでしょう。
横浜市では、まとまりある緑の総量の推移を中長期的に把握することを目的として、概ね5年ごとに緑被率を調査しています。航空写真から300㎡以上のまとまりのある緑を目視判読し、面積に占める割合を算定している緑被率。2019年度の調査では、緑区の緑被率は40・6%で市内1位。横浜市内の平均は27・8%であるので、他区に比べ多くの緑が残されているといえます。

多くの緑が残る四季の森公園
しかし、04年度の調査では、44・3%、09年度42・8%、14年度41・4%と次第に緑が失われているのもデータから見て取れます。1969年に港北区から分区して誕生した緑区。一般公募の中から決定した区名には「緑を美しく保存したい」という願いが込められているそうです。今後、多くの緑を次世代に引き継いでいきたいものです。
港北区:人と活気広がるまち
多くの人が住み、活気にあふれる街。それが港北区です。
横浜市が2021年11月1日に発表した速報値によると、港北区の人口は18区中1位の35万9893人。2020年の国勢調査では、前回17年の調査からの増減数も市内最多の1万4506人増と、その勢いは続いています。
児童の数も市内最多の1万7277人。区内の師岡小学校は全校児童1187人で、これは横浜市立小学校339校(分校2校含む)の中でトップ。未来を担う「港北っ子」たちの芽もたくさん育っています。
鉄道路線の新設やそれに伴う再開発なども進む港北区。市の推計(2019年)では、港北区の人口増加は36年まで続くと予測されており、ますます活気づく港北区から目が離せません。
都筑区:実は深いドイツとの繋がり
冬の風物詩、ドイツクリスマスマーケットの開催や独企業『テュフラインランドジャパン』敷地内にベルリンの壁があるなどドイツとの関わりが多い都筑区。
実は、都筑区に住むドイツ人は横浜市内18区で最多の287人(2020年7月)。東アジア地域で最も歴史のある在外ドイツ学校「東京横浜独逸学園」やドイツに本社のある企業が7社ある(広報つづき21年11月号)ことから多くの在日ドイツ人が生活しています。

リーフレットの表面
2020年9月には都筑の魅力をまとめたリーフレットをドイツ語表記で発行。地産地消サポート店や区のイベントを紹介しています。
そんなドイツの雰囲気を味わえると人気の「ドイツクリスマスマーケットin都筑」が2021年もオンラインで開催中。ドイツグルメや文化などを楽しむことができます。イベント名で検索を(2021年12月27日(月)まで)。