
「いつまでも住みなれた地域で暮らしたい」を支えるために

地域福祉活動計画パレット策定時のヒアリング調査では、今ひとり暮らしの人、または近い将来ひとり暮らしになる可能性がある人の不安は家事や書類管理を自分が行えるかどうかや、終活・死後の手続きであることがわかりました。
大和市社会福祉協議会では、平成10年に「財産保全・管理サービス」(必要な福祉サービス等を利用するための支援やそれに伴う金銭の管理)を開始したことを皮切りに、高齢や障がいで判断能力が不十分な方の生活を支援する「権利擁護」を目的とした事業に取り組んでいます。その関わりの中でひとり暮らしの高齢の人が、賃貸アパートの「契約更新」ができず地域から去っていくことがありました。入居時の保証人が他界し保証人がいない、本人が軽い認知症を患っていることで火事の心配があるなど、理由は複数ありました。身体は元気なのに遠くの施設に入所せざるを得ない、今までの生活を変えざるを得ない現実に直面する中で、ひとり暮らしの人が抱えるさまざまな不安を把握し、できることから取り組む必要性を感じ、事業を拡大してきました。
地域全体で支え合う
一方で、これからひとり暮らしになる可能性がある人は、今後ますます増加していくと予想されます。今ある制度やサービスで全てのひとり暮らしの人に対応することは難しく、誰もがひとり暮らしになることが当たり前という前提で、今のうちから自分ができること、地域ができることなど、それぞれが準備していくことが必要です。
その支援の一例として「市民後見人」の活動があります。判断能力が不十分となり財産管理や契約締結が自分でできなくなった際に利用できる「成年後見制度」のもとで、本人に代わって「市民目線」を活かし、地域で本人に寄り添ってきめ細かな支援を行っています。大和市では現在6名の市民後見人が地域で活躍中で、今後さらに増えていくことが期待されています。

利用者との会話も成年後見人の大事な仕事です
今後に向けて
地域全体で支え合う「身元保証」や「終活・死後の手続き」について、大和市社会福祉協議会として今行っている権利擁護事業との関連でどのように取り組みができるのか、仕組みの研究や検討を進めていきます。
大和市では、第3期市民後見人養成研修を行います。
受講希望の方はこちらのページで詳細をご確認ください。申し込み期間は12月19日(金)正午までです。説明動画の視聴が必須です。

令和7年度 福祉功労者等の表彰報告
10月15日は大和市の「福祉の日」です。それにちなみ「福祉の日」の集いを開催し、福祉の心の育成と啓発を行い、福祉功労者や団体、福祉作文を表彰しました。
表彰された方々(敬称略・順不同)
●大和市「福祉の日」市長表彰:下河邊治美/特定非営利活動法人大和市腎友会
●大和市福祉推進委員会表彰:高田礼子/子育て支援「やまと虹の色」
●「福祉作文」市長表彰:北大和小学校4年高橋琴羽/つきみ野中学校1年船橋愛翔/聖セシリア女子高等学校1年白根安子
●「福祉作文」福祉推進委員会表彰:引地台小学校6年濱中久蘭/つきみ野中学校1年山崎紗智/聖セシリア女子高等学校1年山田彩喜
●大和市社会福祉協議会表彰:亀井由香利/田邉潤/西山奈津子/JCOM (株)技術サポート本部 湘南・神奈川技術センター/(有)エムワイハウジング/佐藤高一/鈴木良夫/鈴木勝雄/岡本忠/前畑勲/内田ユキ子/石川常夫/大安智子(故人)/保田弟治/遠田昌彦/市川春男/石井敏英/鈴木恵美子(故人)
大切にします あなたの善意(R.7.4.1~R7.9.30)
皆さまの温かい心をどうもありがとうございました!
◆寄附金: 4,180,027円/214件(手作り品収入を含む)、預かり品等:227件

皆さまからの善意の寄附をお待ちしています。ご協力よろしくお願いします。 問い合わせ:市社協 【電話】046-260-5633


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