蟹ヶ谷古滝町内会(赤坂美加子会長)で10月31日、ハロウィンイベントが行われた。
例年は仮装した子どもたちが町内の個人宅を訪問していたが、昨年はコロナ禍のため中止。今年は接触を控えるため、スタンプラリー形式で町内を巡る方法を企画。風船が付いた10カ所を全部回った子どもたちにお菓子をプレゼントするやり方で開催した。当日は、さまざまな仮装に身を包んだ子どもたち26人が参加。競い合うようにして元気いっぱいに楽しんでいた。
「スタンプラリーで町内のことも知ることができるし、仮装した子どもたちを見ているだけで私たちも楽しくなった」と蟹ヶ谷往古滝公園愛護会の河野優子代表は手応えを語る。「地域の方もハロウィンイベントを楽しみにしているし、子どもたちの様子を見てとても喜んでくれた」と赤坂会長も話す。
若年世帯の加入増
同町内会地域では新築住宅の建設が進み、若い世帯の転入が急増。赤坂会長は町内会の役割や楽しさを伝えるため、1軒ずつ訪問して加入を呼び掛けた。加入世帯数は当初の38世帯から現在、83世帯となっている。高い加入率を維持し、若い世帯も含め「顔の見える関係」が築けているという。
赤坂会長は「若い方たちは、私たちには発想できないアイデアを出してくれてありがたい。年配者の知恵と若い人の発想を組み合わせられれば」と期待を込める。
活動方針は「どうせやるなら楽しく」。皆ができる範囲で無理なく何らかの役割を担うことを大切にしている。「『一年間大変だったけど楽しかった』、そう思えないと続かない。町内会の楽しみ方を知ってもらえれば」と赤坂会長は笑顔で話した。
このコーナーは、日常生活の中で”実は身近な”町内会・自治会活動を紹介しています。加入等の問い合わせは事務局(高津区地域振興課)【電話】044・861・3144