犯罪や非行を防止し、更生を地域ぐるみで支えようと法務省が進める「社会を明るくする運動」への功績に対し、登戸町会連合会(松本英嗣会長)は今年度、法務大臣から感謝状を受けた。
昨年11月、神奈川県更生保護関係者表彰式(横浜市)で受彰。12月21日には松本会長と多摩区「社会を明るくする運動」推進委員会の末吉一夫委員長が多摩区役所を訪れ、藤井智弘区長に報告した。
10町会による登戸町連では、各地区の夏祭りや節分祭などの場で、松本会長らメンバーがたすきをかけてチラシを配布するなど街頭広報活動に注力。枡形中学校区地域教育会議や子育てサロン「ひよっこ」などにも足を運び、普及・啓発活動に取り組んでいる。
松本会長は町会関係のほか、青少年指導員を20年以上務めるなど各団体の地域活動に尽くしてきた。「この運動のことを少しでも知ってもらえればと思い、みんなで地道にやってきた」と強調。一方、「更生への理解よりも再犯率の高さに注目が集まってしまうのが一般的。受け入れる保護司も苦労しており、周囲の理解が必要」と胸中を明かした。
藤井区長は「皆さんが長年にわたり活動を積み重ねてきてくださったことに、心から感謝したい」とねぎらった。