神奈川区白楽駅周辺の店舗を紹介する「白楽ぶらぶらマップ」の第3弾が、2021年12月に発行された。周辺のまち巡りを楽しんでもらおうと、同駅そばに貸しスペース・雑貨店を構える「switch boxあけ/たて」の稲見明子さんが企画。過去のマップに続き、手書きの地図はイラストレーターの阿部龍一さんが手がけた。
稲見さんは、過去に阿部さんが描いた鳥取県松崎町の地図を目にしたことが縁でマップ作りへの協力を依頼。阿部さんも同店で作品展を開くなど交流が深まり、2017年の第1弾以降も製作に携わっている。
掲載店舗の入れ替えを行って発行した第2弾に続き、2021年夏から4カ月ほどかけて第3弾を製作。片倉方面や平川町の一部などより広範囲の情報を盛り込んだほか、店舗数は30店から44店に増え、飲食店や雑貨店、習い事教室、シェアオフィスなどさまざまなジャンルが掲載されている。
まちを元気に
これまでは「昼間にぶらぶらしてもらう」ことをコンセプトにしていたが、長引くコロナ禍を受けて「まちを元気にという願いを込めた」と稲見さん。「生活情報を得るためやおすすめのお店の紹介など、コミュニケーションツールとしても使ってほしい。白楽駅周辺のまちをもっと好きになってもらえたら」と期待している。
マップはA3サイズの8つ折りで1万5千部を発行。掲載店舗などで配布している。今回はウェブ上での配信も始め、随時情報が更新されるようになるという。