六角橋地域を中心とする認知症啓発事業「オレンジプロジェクト」の活動が、「横浜・人・まち・デザイン賞」の地域まちづくり部門を受賞した。5月23日には、市役所で表彰式が行われた。
同プロジェクトは、「認知症や高齢者にやさしいまちづくり」をテーマに2016年からスタート。六角橋の商店街、自治連合会をはじめ、地域ケアプラザや神奈川大学、区医師会などが協力をし、9月21日の世界アルツハイマーデーに合わせたイベントなどを企画している。2年前からはポスターを制作し、掲示板などに貼り出して啓発を図るなど、「コロナ禍でも『今』出来るコトを諦めない」を合言葉に活動を続けている。
今回は「多様な団体との連携」や「高齢者の誇りと尊厳、やりがいと生きがいを持って生き続けられる地域づくりのモデルとして、他地域に広がっていく可能性を秘めている」などの点が評価され、受賞に至った。六角橋商店街連合会の石原孝一会長は「活動を評価頂き、光栄でありがたい。これから市内、県内にも取組が広がっていけば」と喜びを語った。
同賞は、市内で地域まちづくりに関して著しい功績を残した活動や、都市景観の創造や保全に貢献した建造物などを表彰するもの。今回は地域まちづくり部門で6件、まちなみ景観部門で7件が表彰された。