先月19日ににぎわいを見せた妙楽寺の「長尾の里あじさいまつり」。来年に向け、同寺前の「あじさいロード」と呼ばれる坂で7月2日、花後の剪定(せんてい)が行われた。長尾の里あじさい保存会と同まつり実行委員会、長尾町会環境美化部にボランティア5人も加わり、総勢24人が作業に勤しんだ。
メンバーらは剪定ばさみを使って丁寧に花や枝葉を切り落とし、軽トラックに載せて長尾神社へ運んだ。量は約30台分。神社内で土へと返るのを待つという。環境美化部の隅田潤部長は「毎年行っているので、慣れている人が多い。スムーズにチームワークよく作業を進められた」と振り返った。
同保存会の井田光政会長は「まつりも好天に恵まれ、盛況だった。あじさいロードのアジサイも多くの人に見てもらえてよかった」と笑顔を見せた。長尾町会の井田良一会長は「アジサイをまち全体で大切にしていけたら。何年かかるか分からないが、各家庭にもアジサイがあるまち『あじさいタウン』を目指していきたい」と意気込んだ。
今回は午前8時から作業を始め、こまめに水分補給休憩をとりながら、11時ごろに作業を終えた。熱中症を避けるため、来年以降はもう少し早い時間からの開始を検討していくという。