川崎臨港警察署(仲戸川博幸署長)は6月13日、池上新町町内会で「サイバー教室」を開き、西山直秀生活安全課長が講演した。
西山課長は「インターネット上のサイトで購入した商品が届かないなどの相談が神奈川県警に増えている」と指摘。大幅に割引されたものや、会社概要の記載が社名、所在地、代表者、電話番号のいずれかが欠けている、クレジット払いができず口座振り込みだけの場合は偽ショッピングサイトの可能性があると説明した。同署によると、正規サイトで使用されていることもあるが、偽サイトで使われていることが多いドメイン 「.xyz」「.online」「.fun」「.asia」「.shop」「.icu」「.top」などがあるという。
また、パソコンを操作中にウイルスに感染したという警告画面が表示され、サポートセンターへ電話を掛ける説明画面が表示される「サポート詐欺」について紹介。「慌てずに画面を閉じる」「表示されたサポート窓口には電話しない」「クレジットカード情報を入力しない」「電話で指示されたソフトはインストールしない」よう注意を呼び掛けた。
講演ではこのほか、特殊詐欺の現状や手口を紹介。自転車盗難については無施錠による被害が多いことから鍵をかけるよう訴えた。