NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のトークイベントが11月13日、鎌倉芸術館で行われ、北条政子役の小池栄子さんと大江広元役の栗原英雄さんが撮影秘話などを語った。
大河出演者をゲストに、全国各地で開催されているこの企画。2人の登場を前に、鎌倉歴史文化交流館学芸員の大澤泉さんが、政子と大江広元について愚管抄や吾妻鏡、尊卑分脈などを基に解説。政子は事実上の「4代目」、広元は「関東執権」と書かれていることも紹介した。
恋?の演出語る
小池さんが登場し、第1回の放送で大泉洋さん演じる源頼朝に「ゾッコン」な様子の政子の映像が流れると、客席からは笑いが。「初めは『2人でコントやってる』と言われて」と小池さん。
栗原さんが登場すると、話題は政子と広元の関係性に。広元が政子への「恋のような」思いを表し始めたことについて、演出を知らされた当時の戸惑った様子を共に語った。
栗原さんは「女王陛下と007」のイメージだとしながらも、告白を思わせるシーンでの政子の「重すぎます」の言葉が「辛かった」とポツリ。「急に好きって言われると引くんだなって。三谷さんにも『もうちょっと受け入れてあげて』と言われた」(小池さん)
第41回の放送での広元の殺陣のシーンでは、敵は2人の予定だったが最終的に7人になったと明かした栗原さん。また、事が動く場面には広元が関わっていることが多いという話を受けて、「『全部大泉のせい』というパワーワードのおかげで陰に隠れられた」と話した。
最後に小池さんは「見てよかったと思える大河になった」とし、12月18日の最終回まで楽しんでほしいと呼びかけた。