犯罪が増える年末に向け、上新城、下新城、新城中央、新城中町の４町内会の有志と新城防犯ネットワークのメンバーら17人が12月10日、専門家を招いた防犯パトロール実践講座を受けた。

　日本ガーディアン・エンジェルスの小田啓二理事長を講師に、区内で多発する自転車盗や近年増えているひったくり、特殊詐欺等の非対面型犯罪について講義を受けた参加者。地域で見守り活動に力を入れることの大切さを学んだ後、サンモール商店街などを歩きながら防犯パトロールを実践した。「防犯対策は目立つことが効果的」と説明され、ライトを手に買い物客らに声を掛けて注意喚起を行った。講習を企画した新城中央町内会の青木孝郎会長は「人出が増える歳末は物騒なことが多い。自分たちの街で犯罪が１件でも少なくなるように団結して取り組みたい」と話した。

　県内では町会やＰＴＡなど３４７８団体が地域のパトロールを行っている。犯罪者アンケートでは、住民同士が声を掛け合う地域では犯罪発生率が少ない傾向にあるという。