厚木市飯山の「ローバイの丘」で1月中旬から下旬にかけ黄色い粒のような花が咲き誇った。一帯は梅やキンモクセイにも似た上品な香りがたちこめ、カメラを携えた観光客やハイカーなどで賑わった。
千本ものロウバイは「みどりと清流のふるさと創造委員会」(小島富司委員長)が7年ほど前に植えたもので、委員会メンバーが休憩用の東屋や看板なども設置してきた。散策しやすいのは、会による年2回の草刈りの賜物だ。今年の開花状況は例年並みで、2月上旬まで楽しめる。
ロウバイは飯山白山森林公園「桜の広場」から東に向かう山側の散策路に広がっている。小島さんによると、この散策路では毎日のように清掃を続ける人やハイカーにローバイの丘への近道を案内する地元っ子もいるという。