神奈川区社会福祉大会が2月10日、神奈川公会堂で開催された。神奈川区社会福祉協議会(河原史郎会長)と神奈川区役所(日比野政芳区長)が主催。新型コロナウイルス感染症の影響で対面での開催は3年ぶり。当日は地域住民など105人が参加した。
今年のテーマは「みんなが つながる まちのつどい」。神奈川区内の地域活動団体の紹介では、配膳ボランティアグループさくら会と地域訓練会グループスヌーピーが登壇。さくら会は、2000年に発足し、片倉・神大寺・三枚地区で毎週木曜日に弁当を手作りして、65歳以上の一人暮らしや夫婦を対象に1食500円で販売。配食時に安否確認も行うなど見守り活動も実施している。
グループスヌーピーは「人とのつながり・地域で育つ」ことをモットーに、重度の肢体不自由と知的発達遅滞の重複障害がある子どもたちの会。1987年に発足し、専門家やボランティアの協力のもと、音楽療法やPT(理学療法)など親が直接運営に関わり、定期的に活動している。
2団体の活動紹介後には、かながわ支え愛プラン(第4期神奈川区地域福祉保健計画)の策定・推進会議の座長を務める聖徳大学心理・福祉学部社会福祉学科の豊田宗裕教授が登壇し、地域活動の持つ意味や同プランが地域福祉活動を支える土台になる計画であることを説明した。
社会福祉功労者に向けた感謝状贈呈式では、5年以上地域福祉活動を行い、地域福祉の増進に功労のあった6団体20人と、区社会福祉協議会善意銀行に対し金品の寄付を行った2団体3人へ河原会長や日比野区長が感謝状を手渡した。