第二百合丘ハイツ自治会(西田貴嗣会長)は先月、高石町会、読売ランド前ハイデンス自治会と意見交換会を行った。西田会長は「ほかの町会、自治会の取り組み事例が分かり、参考になった。今後に生かしたい」と意欲を見せた。
川崎市が麻生区限定で実施しているアドバイザー派遣制度を活用して行われた今回の意見交換会。同自治会は、高石3丁目にある集合住宅で、同住宅内居住者約100世帯が加入している。自治会発足から50年以上が経過し、居住者の高齢化、役員の担い手不足などの課題を抱えていることから、制度の利用を希望した。
第二百合丘ハイツが高石町会内にあるため、市は高石町会と、同じ自治会規模の読売ランド前ハイデンス自治会との意見交換の場を設けた。
高石町会からは、防災訓練や、子ども向けの防災イベントを実施し、住民に町会活動への理解を深めてもらうことなどの取り組みについて話を聞いたという。また読売ランド前ハイデンス自治会からは月に一度のお茶会でコミュニケーションを深め、自治会活動の確認などを行い、住民と接点を持つことで、人材を確保に努めていることが紹介された。
今回、それぞれの話を聞いた西田会長は「居住者の職業や資格を生かして自治会活動に貢献してもらうことが、自治会活動の担い手にもつながると感じた。今回話を聞くことができて参考になった」と話した。