宮前地区と向丘地区からなる宮前区。その宮前地区連合町内会(持田和夫会長)が創立60周年を迎え、このほど、記念紙を発行した。
記念紙は『創立60周年記念特別号』と題し、4万5000部発行。タブロイド判8ページ仕立てで、各町内会・自治会から会員宅へ各戸配布される。
役員7人による座談会や、市長・区長・消防署長・警察署長らからの祝辞のほか、同連合町内会の60年の軌跡を振り返るコーナー、数字で見る町内会・自治会のコーナーなどを掲載。23町内会・自治会を紹介している。
新しい仕掛け
「時代に即して、新しいことに挑戦を」と、記念紙とともに動画でも記録を残している。紙面上に二次元コードが貼り付けられ、スマートフォンで読み取ることで、各町内会・自治会会長へのインタビューや座談会の様子を見ることができる。
地域のために
各町内会・自治会は高齢化や加入率の問題が叫ばれる中、工夫を凝らして安全・安心な地域づくりのための活動を続けていることが読み取れる。持田会長は「町内会活動の原点は『支え合い』と『助け合い』、そして『お互い様』の文化。私も伝統を受け継いできた。今はコロナで停滞していることもあるが、きっと明るい未来が来るものだと信じている」と紙面上で語っている。