【157】エノキタケ 瀬谷生きものだより

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【157】エノキタケ 瀬谷生きものだより

 「エノキタケが身近にあるのはご存じですか?」 「あの白くて細長いキノコで、歯ごたえもあり、誠に美味しい」。

 実は販売されているエノキタケは暗い屋内栽培の人工キノコで、そのため真っ白だ。天然のエノキタケは栗褐色で、傘は大きく直径4〜5cmあり、柄は黒褐色で短い。切り株や落ち枝から株状に発生する。

 見付けても食べるのは、ちょっと待ったほうが良い。エノキタケによく似た褐色のキノコはたくさんある。有名な毒キノコのニガクリタケもよく似ており、間違えると生命を落とす危険がある。自然界のキノコは観賞するだけにして、食べないのが原則である。

 エノキタケは秋のキノコシーズンが終わった冬から出始め、雪の中からも元気よく生えるので、「ユキノシタ」の別名もある。今冬は鶴見区や泉区、緑区、瀬谷区で2カ所、合計5カ所の林でエノキタケに出会った。

 冬にキノコを見つけたら、それは貴重な天然のエノキタケであるかも。

瀬谷環境ネットとは

瀬谷区およびその周辺地域の自然環境をよりよいものにして次世代に引き継ぎたいとの願いから生まれたボランティア団体。畑作、水路及びビオトープの生物環境保全や生物観察会、環境保護に関する講演会開催、小学校総合学習や教員研修会への支援等に取り組んでいる。

阿久和北部地区連合自治会・地区社協ページへ

住所

神奈川県横浜市瀬谷区

問い合わせ

瀬谷環境ネット

電話

045-303-8024

045-303-8024

(宮島)

公開日:2023-10-09

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