【はちみつのプロフェッショナル】平塚の「佐藤商店」家族で作る５種類の生はちみつを取材しました

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中井町を中心にみつばちを飼育し、豊潤な香りの蜂蜜を販売する佐藤商店。代表の佐藤巧さんとその家族５人で作るはちみつは、マルシェ出店時に試食を行うと「味や風味が思っていた以上に特徴があり面白い、自分の好みの味を探すことができる」と好評です。

蜂蜜の販売を始めてまだ3年。すでに人気を集めるはちみつ。
養蜂の様子やはちみつについてのこだわりに迫ってきました！！

父の想いを受け継いで始めた養蜂

佐藤さんの父孝さんが趣味で行っていた養蜂。5箱をとても丁寧に育てていたその姿を見ていました。孝さんが亡くなって残された蜂を受け継ぎました。自身も最初は趣味としてやっていたそうですが、やっていくうちに、みつばちを育てる面白さに魅了されていったそうです。父、孝さんが平塚で育てていた蜂をより環境の良い中井町に移し、蜂に極力ストレスを与えないように飼育されています。

次第に妻の裕美子さんと3人の子どもも手伝うようになり、家族5人で協力して、今は約20箱も育てるほどになっているそうです！！

12歳の長女は養蜂作業はなんでも出来るといい代表の右腕として活躍。10歳の次女は裕美子さんと共に商品にラベルを貼ったり幅広く手伝う。３歳の長男はマルシェ出店時の看板息子としてお客様を呼び込みます。

子どもたちがお客様に商品説明を堂々と行えることで、養蜂作業から販売までの過程において佐藤商店に欠かせない存在として大活躍しています。自ら進んで協力する子どもたちに佐藤さんは「親父の小さい頃からの夢だった養蜂。定年後にその夢を実現させ、採れた蜂蜜を親戚や知人に配り『美味しい』と言って頂けることが何より嬉しかったみたいです。その大切にしていた蜂を孫たちが一生懸命にお世話をしていることは、天国にいる平塚ジージも本当に喜んでいると思う。蜂も人も大切にすることができる自慢の子どもたちです」と感謝していました。

: 代表の右腕、長女

: 次女も楽しく手伝っています

: 看板息子の長男

: 丁寧に作業します。

: 蜂の様子をよく観察しながらお世話をします。

: 養蜂を楽しむ父、孝さん。

多彩な5種類の味を取り揃え

そのまま食べてももちろん美味しいですが、ヨーグルトやトーストにもよく合います。

コーヒーや紅茶などに入れたり、お料理にこくを出したり砂糖の代わりにも使えます。

【桜】柔らかな甘さと採れたてならではの桜の風味。採蜜量の少ない希少価値の高い蜂蜜。 180g 1,000円
【やまふじ】甘味の後に広がる華やかなジャスミンのような花の香り。180g 1,000円

【みかん】透明度が高く、さらさらした蜜で柑橘系の香り。180g 1,000円

【6月百花蜜】栗の花を中心としたこくがある百花蜜。180g 1,000円

【ニホンミツバチの百花蜜】国内流通量わずか１％未満で幻の蜂蜜と言われる。100g1,500円

5種類で年間約350キログラムほど採蜜し、販売しています。

こだわりは「新鮮」

蜂蜜はすべて非加熱、無添加です。過度な濾過はせずに、採れたての風味を楽しめるように瓶詰めしています。佐藤商店ではその年に採蜜した蜂蜜を売り切ることを徹底し、毎年必ず新しいはちみつを販売することで「新鮮さ」にこだわっています。そのために採蜜用の巣枠も毎年新しいものに取り替るほどのこだわり。又、隔王板という道具を使い、女王蜂が採蜜用の巣枠に卵などを産まないように徹底管理をしています。このような管理をすることで、採蜜専用の巣枠になり、くせの無いさっぱりとした味わいの蜂蜜になります。