大正12(1923)年に発生した関東大震災から今年で100年、元禄16(1703)年の地震からは320年になる。鶴岡八幡宮境内にある鎌倉国宝館では、特別展「2つの関東大震災と鎌倉」=写真=を9月10日(日)まで開催している。
展示は約40点
鎌倉では当時、寺社や宝物類なども甚大な被害を受けた。この展示では、その復興事業に着目し、震災を機に建設された鎌倉国宝館の「修理所」としての機能についても紹介する。展示品は、重要文化財の聖観音菩薩立像(東慶寺)や太平記(京都・龍安寺)、鎌倉震災絵巻(鎌倉国宝館)、大震災写生図(同)など約40点。
*水曜午前10時30分からは、学芸員による無料解説も。
午前9時から午後4時30分まで。8月14日除く月曜休館。一般700円(鎌倉市民らは無料)。(問)同館【電話】0467・22・0753